ガンプラを本格的に塗装するなら、ガンダムマーカーや缶スプレーではなく「エアブラシ」を使うべきです。
エアブラシなら自分で調色をしたり、グラデーションを出すことができるので、完成度が段違いです。
この記事では、低価格帯のエアブラシからプロ仕様の高級エアブラシまで幅広く紹介していきます。
ガンプラをまだ作ったことが無い方へ向けた記事も用意しているので、そちらも合わせてチェックしてみましょう。
なぜエアブラシ塗装がガンプラで広く使われているのか?
- 空気噴射の圧が一定なのでムラなく綺麗に塗装することができる
- 好きな色を調色することができる
- 塗装の幅を広げることができる
「エアブラシ塗装」には他の塗装方法と比べて優れている点がいくつかあります。
エアブラシは空気噴射の圧が一定なので、缶スプレーのように塗料が少なくなるにつれて圧が低下したり、筆塗りやガンダムマーカーのように重ね塗りによって生じるムラなどが無く綺麗に塗装することができます。
好きな色を調色することができるので、販売されていない色を作って自分だけのオリジナルカラーに塗装することができます。
下地を黒色にしてエッジを立ち上げたり、迷彩に塗装するなどテクニックが要求される塗装を楽しめるのもエアブラシならではです。
【初心者向け】ガンプラ用おすすめエアブラシ一覧【用途別】
この項目では、ガンプラ初心者に向けて定番モデルから高級モデル、コンプレッサーとセットになっているものやガンダムマーカーを使うエアブラシを紹介していきます。
定番モデル「タミヤ エアーブラシライトシリーズ No.1」
- ダブルアクションタイプだから初心者でも使いやすい
- エアーや塗料の細かい調節ができる
- エアブラシを洗浄する際のうがいに強弱をつけることができる
「タミヤエアーブラシライトシリーズNO.1」はダブルアクションタイプのエアブラシになっています。
ダブルアクションタイプなので、シングルアクションタイプのエアブラシよりも細かな操作ができ、エアー圧や塗料の噴射を調整できます。
また、エアブラシを洗浄する際のうがいに強弱をつけることができるので、塗料カップをより綺麗に洗浄することができます。
格安モデル「タミヤ エアーブラシシステム No.31」
- 値段が安い
- トリガータイプだから長時間の使用でも疲れない
- シンプル構造だからメンテナンス性にも優れる
「タミヤエアーブラシシステムNO.31」はトリガータイプの格安エアブラシになっています。
トリガータイプのエアブラシなので、長時間の使用でも疲れない点がメリットです。
他のエアブラシと比べて値段が安く初心者でも手軽に購入できるため、初期投資を抑えて気軽に使いたい方に向いています。
コンプレッサーとセットが欲しいなら「タミヤエアブラシシステム No.43」
- コンプレッサーに接続するのでエアー不足が起きない
- エアー缶を大量に買うより経済的にお得&ゴミが出ない
- タミヤ製品なら他のタミヤ製品と互換性がある
タミヤの「エアブラシコンプレッサーセット」は、エアブラシとコンプレッサーがセットになって販売されています。
コンプレッサーがあればエアー缶を用意する必要がないので、長期的に使用する場合にはお得になります。
なおかつタミヤ製品のコンプレッサーなため、仮にエアブラシが故障しても互換性があるため、エアブラシさえ用意すればすぐに塗装を再開できます。
充電式のコンプレッサーが合体したモデル「Loritar ミニコンプレッサー」
- コンプレッサーが一体になっているので保管が楽
- ミニコンプレッサーなので騒音が気にならない
- コンプレッサーが下部についているので取り回しは少し悪い
コンプレッサーも欲しいけど高額なモデルは手が出にくいという方にはコンプレッサーが一体形になったモデルもおすすめです。
こちらはコンプレッサーが充電式になっており、フル稼働で1時間は使えるようになっています。
ミニコンプレッサーならコンプレッサーで気になる騒音も抑えられるため、音が気になる方も安心です。
ガンダムマーカーのエアブラシセット「GSIクレオス ガンダムマーカー エアブラシ システム 」
- マーカーの差し替えだけで色を変えることができる
- 専用の替え芯で塗料の付着を安定させる
- ランニングコストが他よりも安い
「ガンダムマーカーエアブラシシステム」は、ガンダムマーカーを使用するエアブラシになっています。
ガンダムマーカーを差し替えるだけで気軽に色を変えることができるので、1回1回塗料カップを洗浄したりする必要もありません。
また、専用の替え芯が付いていて、塗料の付着を安定させたり、他のエアブラシと比べてメンテナンス等にかかるランニングコストが安いのが特徴的です。
しかしエアブラシ塗装のメリットである調色ができない、MGキット以上のスケールだとガンダムマーカーの本数が必要になるといったデメリットもあります。
失敗しない!ガンプラ向け「エアブラシ&コンプレッサー」の選び方
この項目ではエアブラシとコンプレッサーの選び方について紹介していきます。
必要な機材の目安にもなるので、まだ何を買おうか決めかねている方は必見です。
エアー缶とコンプレッサーのどちらが必要か考えよう
メリット | デメリット | |
---|---|---|
エアー缶 | ・手入れが不要 ・騒音を気にせず使うことができる | ・圧力が変わるので、塗装ミスの原因になる ・何本も使うと価格が高くつく |
コンプレッサー | ・エアー圧が一定で安定している ・長期的に使うなら経済的にお得 ・コンセントにつなぐだけで使える | ・騒音が気になる |
基本的には、コンプレッサーのほうがメリットは多くなります。
エアー缶は使えば使うほど「結局コンプレッサー買えば良かったな…」と感じてしまうので、個人的には最初からコンプレッサーを導入することをおすすめします。
ただしコンプレッサーは騒音がするので、家族と暮らしている方や、マンション暮らしで壁の薄い方は控えるのも1つの手です。
ガンプラ向けエアブラシのおすすめメーカー紹介
タミヤ | 言わずと知れた大手模型メーカー。 塗料や工具どれもおすすめです。 |
GSIクレオス | どこの模型店でも一度は見たことがあるのではないでしょうか? ガンダムマーカーエアブラシ等、ガンプラ専門のエアブラシも扱っています。 |
ウェーブ | プラモデル用工具だけでなく、フィギアやプラモデルも扱っているメーカー。 フィギアやプラモデルも販売しているからこその信頼があります。 |
エアブラシと合わせて揃えておきたい便利グッズ一覧
エアブラシで塗装するなら、エアブラシを塗装するための環境が必要になります。
この項目では一緒に揃えたいグッズも紹介していくので、エアブラシ本体の予算と合わせてチェックしましょう。
塗装用クリップ&スタンド
塗装用グリップとスタンドは、プラモデルの塗装、乾燥で役立つ道具です。
プラモデルを塗装する際、手で持ってしまうと、どうしても塗装の邪魔になってしまったり、パーツに指紋を付けることになってしまいます。
しかし、塗装用グリップがあれば、パーツの小さな突起で全体を支えることができ、指紋が付く心配もなく快適に塗装を楽しむことができます。
塗装用スタンドは、塗装後のパーツ同士の接触を防ぐ役割があり、パーツの接触で塗装をやり直すことになる事態を未然に防いでくれます。
塗装ブース
塗装ブースは、エアブラシ塗装をするにあたって必須の道具になっています。
プラモデルの塗装に使われている塗料には、人体に悪影響な成分を含んでいるので換気をしなくてはなりません。
しかし、換気のために窓を開けると、虫やほこりが入ってきたり、部屋の温度が変わるので快適に作業することが難しくなってしまいます。
そこで登場するのが塗装ブースです。塗装ブースがあれば窓につないで換気ができる他、エアブラシ塗装によくある塗料の飛び散りを塗装ブース内に抑えてくれるので、部屋を汚す心配もありません。
食器乾燥機
食器乾燥機は塗装をする際にあると便利な道具の1つになります。
食器乾燥機には、塗装後のパーツを乾かす時間を短縮したり、乾かしている最中に空気中のほこりがパーツに付着するのを防いでくれる役割があります。
塗装後のパーツだけでなく、洗浄後のエアブラシを乾燥させるのにも使うことができるので、エアブラシ塗装をするならよういしておいて損のない道具の1つです。
ガンプラ初心者向けエアブラシ&コンプレッサーのおすすめまとめ
ガンプラの完成度を高め、綺麗に仕上げることができるエアブラシ。
ガンプラの道具の中では高価な部類に入り高いものだと数万円もするものもありますが、安価なものや初心者向けのエアブラシもあるので、初心者の方でもエアブラシ塗装を楽しむことはできます。
この記事を読んで、エアブラシに少しでも興味を持った方は是非一度エアブラシ塗装に挑戦してみてください。
ガンプラをまだ作ったことが無い方へ向けた記事も用意しているので、そちらも合わせてチェックしてみましょう。
当サイトではガンプラと合わせてお家で楽しめる 「ガンプラテクニック本・雑誌」 「ガンダム漫画」のおすすめ紹介記事も用意しているので、そちらも合わせて楽しみましょう。