ガンプラは初心者にもやさしい趣味ですが、それでも選択肢が多すぎて悩みがちです。
この記事では20年以上ガンプラを作り続けてきた筆者が選ぶおすすめガンプラ・初心者に必要な道具を紹介していくので、必ず組みたいガンプラが見つかります。
以下の内容を解説しているので、ガンプラをこれからはじめる方は必見です。
当サイトではガンプラと合わせてお家で楽しめる「ガンダム漫画」のおすすめ紹介記事も用意しているので、そちらも合わせて楽しみましょう。
ガノタが選ぶ初心者におすすめなガンプラ3選
スケール | 組みやすさ | 塗装難易度 | 定価価格 | |
---|---|---|---|---|
エントリーグレード(EG) | 1/144 | 簡単 | 簡単 | 550~770円 |
ハイグレード(HG) | 1/144 | 簡単 | 普通 | 1,000円~4,000円 |
マスターグレード(MG) | 1/100 | 普通 | 簡単 | 2,000~1万円 |
パーフェクトグレード(PG) | 1/60 | 少し難しい | 少し難しい | 1万~5万円 |
リアルグレード(RG) | 1/144 | 少し難しい | 難しい | 2,000~7,000円 |
SDガンダムシリーズ | SD | 簡単 | 難しい | 300円~2,000円 |
まずガンプラには種類があり、初心者におすすめされるモデルは「エントリーグレード(EG)」と「ハイグレード(HG)」です。
安いキットが多いので手を出しやすく、道具を一式揃えてもそこまでの出費にはならないので、まずはEGとHGから手を出してみましょう。
【1位】EG ストライクガンダム・初代ガンダム
おすすめポイント!
- 最も難易度が低いキットがEG
- 色分け再現が凄いので塗装をしなくても十分な出来になる
- 1,000円以下という破格の値段
エントリーグレード(EG)と名乗っているだけあり、価格も安い初心者向けのガンプラとして仕上がっています。
実はランナー(ガンプラの枠)からパーツを切り離す際に素手でもぎとれる設計になっているので、ニッパーすら買わずにガンプラを楽しめてしまいます。
この価格に対して色分け再現がもの凄いため、パーツを好きな色に塗るだけでお手軽に塗装を楽しめる点でもおすすめです。
はじめての塗装には『ガンダムマーカー』がおすすめです。
ガンダムマーカーを使ったエアブラシという画期的なアイテムもあるので、EGと一緒に揃えてみましょう。
【2位】HGCE ストライクフリーダム・インフィニットジャスティス・デスティニー
おすすめポイント!
- アナザーガンダム好きにおすすめ!
- 当時発売されていたキットがハイクオリティになって帰ってきた
- どのキットも定価が2,500円以下なので買いやすい
アナザーガンダムが好きだったり、ゲームからガンダムに入った人には間違いなくおすすめのガンプラです。
「『SEED DESTINY』の機体だから古いキットじゃないの?」と思う方もいらっしゃるでしょうが、HGCEシリーズは2014年からSEEDキットをHGシリーズとして出すためにリリースされました。
つまり最新技術であの頃のガンダムがリニューアルされただけあって、この3機は間違いなく名作と言えるガンプラに仕上がっています。
とくに主役3機体はクリアエフェクトパーツが映える機体なので、揃えて楽しみたいガンプラです。
【3位】HG THE ORIGIN版 シャア専用ザクII 赤い彗星Ver.
- HGシリーズでも屈指のボリューム感・ディティール量
- マーキングシール付属でより完成度が高いキットを楽しめる
- RGシリーズとHGシリーズの中間とも言える神キット
『THE ORIGIN』版のシャア専用ザクⅡはそのクオリティの高さから、リアルグレード(RG)にも興味がある方向けの導入キットとも言えます。
特徴的なのは「マーキングシール」が付属している点であり、ただ組んでシールを貼るだけでも一気に見栄えが良くなります。
他のハイグレード(HG)シリーズのキットよりパーツ数もやや多いため、まさにステップアップしたい初心者に向いています。
このキットは「スミ入れ」をするだけでもクオリティが格段に上がるので、ガンダムマーカーのスミ入れペンを買っておくと良いでしょう。
スミ入れをするだけでガンプラの情報量が増え、グッと引き締まった印象になるので、それだけで格段にカッコよくなります。
スミ入れもするなら、「つや消し」も欠かせません。
つや消しをするだけでおもちゃっぽい光沢が消え、マットな質感でよりリアリティのあるガンプラになります。
ガンプラに膜を張るようなイメージでつや消しをするので、シールや塗装が剥がれなくなるといったメリットもあります。
初心者向け・練習用の「安い」おすすめガンプラ紹介
ガンプラ初心者がいきなり高額なキットを買っても組みにくい・うまく仕上げられない可能性があるので、まずは2,000円以下で買える安いガンプラから挑戦していきましょう。
塗装・汚し・スミ入れの練習用としてもおすすめできるキットを紹介していくので、まずはこれらのキットを上記のガノタおすすめキット3選と合わせて選んでみましょう。
HG ガンダムバルバトスルプスレクス
おすすめポイント!
- 1,000円台とは思えないボリューム感
- 設定的に汚しが映えるので、汚しの練習台にもってこい
- バリバリ動くのでいろんなポージングを楽しめる
HGBD:R アースリィガンダム
おすすめポイント!
- 小さいガンダム+アーマーという特徴的なキット
- 組み合わせ次第で無限に遊べる拡張性がある
- 同じRe:RISEシリーズ以外のキットとも組み合わせができる
HGAC リーオー
おすすめポイント!
- 可動範囲が全キット中でもトップクラスの神キット
- ランナー(ガンプラの枠)が腕や足などでまとまっているので組みやすい
- クセがない量産機なので好きなだけ改造や塗装を楽しめる
HG ガンダムAGE-2
おすすめポイント!
- 変形というギミックを楽しめる神キット
- ガンダムAGEシリーズはハズレ無しと言われるほどハイクオリティ
- 2,000円以下と安いのにギミックを楽しめる点も初心者向け
HGUC ガンダムF91
おすすめポイント!
- ディティールの多さに比べて安いと有名なキット
- もともとの機体も小さいのでガンプラも小さめで新鮮
- ガンプラを扱うお店ならどこでも売っている印象が強い
ガンプラ初心者が揃えるべき道具一覧まとめ
この項目ではガンプラ初心者が揃えるべき道具を紹介していきます。
まずは必須な道具を揃え、好みでステップアップ用の道具を揃えていきましょう。
記事のおすすめ項目に戻るにはこちら
必須なのはニッパー・デザインナイフ・紙やすりの3つ
- 「ニッパー」はプラモを切り出すために必要な道具
- 「デザインナイフ」は切り出したパーツのバリと呼ばれる余計な部分を削るのに必要
- 「紙やすり」は切り出したパーツの面をキレイにできるので必要
今回はAmazonから初心者モデラーにおすすめな道具を紹介していきます。
まずプラモを切り出すニッパーは必須ですが、「デザインナイフ」は色々と応用が効きます。
切り出したパーツのバリ取りにも有効ですが、シャープ化と呼ばれるパーツを尖らせる基本テクニックに必要です。
紙やすりはニッパーやデザインナイフで切り出した面をキレイにしてやれるので、見栄えを気にする方は用意しておきましょう。
工具について知りたいけど、何が必要なのか分からない…という方はプロの作例を参考にすると良いでしょう。
ガンプラ初心者向けの本・雑誌について紹介する記事も用意しているので、そちらから自分のやりたいテクニックに合わせた工具を調べてみましょう。
ステップアップ用その1 ガンダムマーカー
はじめての塗装には『ガンダムマーカー』がおすすめです。
その名の通りペンから塗料が出てくる手軽な道具であり、1本あたり200~300円程度で購入できます。
ガンダムマーカーを使ったエアブラシという画期的なアイテムもあるので、エアブラシ塗装の入門用・練習用としておすすめです。
ガンダムマーカーの正しい使い方や、おすすめのセットを紹介した記事も用意しているので、そちらも参考にしてください。
ステップアップ用その2 スミ入れ&つや消し
「スミ入れ」をするだけでもガンプラのクオリティが格段に上がります。
ガンダムマーカーのスミ入れペンがあるので、そちらがおすすめです(セット以外に単体でも購入できます)。
スミ入れをするとガンプラの情報量が増え、グッと引き締まった印象になるので、それだけで格段にカッコよくなります。
スミ入れもするなら、「つや消し」も欠かせません。
つや消しをするだけでおもちゃっぽい光沢が消え、マットな質感でよりリアリティのあるガンプラになります。
ガンプラに膜を張るようなイメージでつや消しをするので、シールや塗装が剥がれなくなるといったメリットもあります。
ステップアップ用その3 ウェザリングマスター
汚し塗装は難易度が高いように感じますが、この『ウェザリングマスター』があれば手軽に汚しができます。
イメージとしては化粧品のファンデーションに近く、細かい粉をガンプラに乗せていくことで汚れを表現できる画期的なアイテムです。
このウェザリングマスターとスミ入れ・つや消しだけでも一気にレベルが上がります。
何より1セット500円以下で買える安さも魅力的です。
ガンプラはどこで買うべき? → 実店舗や定価以下のネットショップがおすすめ
- ヨドバシカメラやヤマダ電機といったガンプラも売っている量販店
- 近場にあるプラモデル屋さん
- 定価や割引で売っているネットショップ(ヨドバシ.comなど)
- Amazonで「出品者:Amazon」から買う
- メルカリなどのフリマアプリで中古商品を買う
- Amazonマーケットプレイスで聞いたことのないショップから買う
ガンプラは「転売」の対象となっており、安易にネットショップで購入するのは危険です。
とくにメルカリなどのフリマアプリは絶対におすすめできないので、新品での購入がベターでしょう。
Amazonでもちゃんと出品者を確認し、信頼できるショップかどうかを確認してください。
初心者におすすめなガンプラのまとめ
- まずはエントリーグレード(EG)とハイグレード(HG)から
- 道具はニッパー・デザインナイフ・やすりがあれば十分
- 塗装はガンダムマーカーから試してみよう
以上が初心者におすすめなガンプラのまとめでした。
ガンプラは奥深いので、まずは初心者向けのガンプラから試していってどんどんステップアップしていきましょう。
道具がたくさん必要なイメージもありますが、まずは自分に必要なものから揃えていき、物足りなさを感じたら買い足していきましょう。
記事のおすすめ項目に戻るにはこちら
当サイトではガンプラと合わせてお家で楽しめる「ガンプラテクニック本・雑誌」「ガンダム漫画」のおすすめ紹介記事も用意しているので、そちらも合わせて楽しみましょう。