ガンプラをはじめる際、どんな作り方でも必要になるのは「ニッパー」です。
パーツをランナーから外し、外したパーツのバリを取るという作業はどんなガンプラにも必要となります。
この記事ではガンプラ初心者に向け、プラモ歴20年以上の筆者がおすすめのニッパーを紹介していきます。
ガンプラをまだ作ったことが無い方へ向けた記事も用意しているので、そちらも合わせてチェックしてみましょう。
失敗しない!ガンプラ向け「ニッパー」の選び方
- プラモデル専門のメーカーから買うべき(タミヤ・ゴッドハンドなど)
- ニッパーには両刃・薄刃・片刃(片刃は基本的に薄刃)がある
- 安物や非プラモデル向けニッパーはNG
ガンプラ向けのニッパーは「プラモデル用ニッパー」である点が大前提であり、専用のニッパーがいくつも発売されています。
プラモデル屋さんに売っているようなニッパーなら基本的にハズレはありませんが、ホームセンターや100円ショップのニッパーは向いていません。
選び方について掘り下げて解説していくので、ニッパーについてあまり知らない人は要チェックです。
ランナー | プラモデルの枠のことです |
バリ | ランナーからパーツを切り離した際に残ってしまう余計な部分です |
ゲート処理 | バリや白化してしまったプラスチックをキレイにする作業です |
ニッパー以外の工具について知りたいけど、何が必要なのか分からない…という方はプロの作例を参考にすると良いでしょう。
ガンプラ初心者向けの本・雑誌について紹介する記事も用意しているので、そちらから自分のやりたいテクニックに合わせた工具を調べてみましょう。
ガンプラ向けニッパーを発売しているおすすめメーカー一覧
タミヤ | 非常に信頼性が高く、どの工具・どの塗料もおすすめできます。 ニッパーにおいては初心者向けモデルがとくにおすすめです。 |
ゴッドハンド | 専門性の高い工具に特化したメーカーです。 極薄ニッパーや片刃ニッパーだと比較的高性能なモデルがおすすめです。 |
bonds(ボンズ) | 「ヌルッと切れる片刃ニッパー」をウリにしているメーカーです。 ゴッドハンドと比較されますが、ラインナップは少なめです。 |
100円ショップの商品や造園・金属加工用のニッパーは絶対にNG
プラモデル用ニッパーはプラスチックを切るために特化した性能となっているため、必ずプラモデル向けのニッパーを用意してください。
ホームセンターで売っているような造園・金属加工用のニッパーは刃の部分に厚みがあるため、バリが残りやすい上に細かいパーツの切り離しができません。
100円ショップのニッパーも同様に刃が厚く、グリップがヘタりやすいという難点があるので避けるべきです。
薄刃ニッパーは比較的高価だけど快適度が違う
ニッパーには「薄刃ニッパー」というモデルがあり、刃が薄いので余計な圧力がかからず切断面が白くなりにくいという特徴があります。
そのぶん価格は一般的なニッパーの2倍近くもするので、まだ工具を揃えていない段階では少し高価に感じるかもしれません。
薄刃ニッパーで切り取ったパーツの断面がキレイになり、ヤスリがけの工程も楽になるという点から、見栄えを気にする方には必需品とも言えます。
さらに片刃の薄刃ニッパーはプラスチックに圧力を加えにくいため、さらに白化がしにくいという特徴があります。
【初心者向け】ガンプラ用おすすめニッパー一覧【用途別】
この項目ではガンプラ初心者に向け、おすすめなニッパーを紹介していきます。
どんな用途で使うニッパーなのかを解説していくので、自分に必要だと感じたモデルを選んでみてください。
初心者向けの超定番「ケロロニッパー」
「ガンプラ初心者に1本だけニッパーを勧めるとしたらどれ?」という質問があれば、9割のモデラーはケロロニッパーをおすすめするほど定番のニッパーです。
価格もプラモデル用ニッパーとしては安価な上、どこでも売っていて在庫切れになることがまず無いという買いやすさがあります。
薄刃ではないので多少荒い使い方をしても刃こぼれしにくいため、これからガンプラの作り方自体を学んでいく初心者にはもってこいです。
まだガンプラ用のニッパーを持っておらず、これから工具を揃える方は1本持っておくと良いでしょう。
薄刃ニッパーの定番「タミヤ 先細薄刃ニッパー」
前述したケロロニッパーと合わせて用意しておきたいのが薄刃ニッパーです。
ケロロニッパーだけではどうしてもパーツの断面が白くなってしまい、ヤスリがけなどで断面を整えてあげなければいけません。
薄刃ニッパーがあればケロロニッパーでパーツをゲートから切り離したあと、残ったバリを薄刃ニッパーで切り取ってやればキレイな断面になります。
ただしケロロニッパーほど耐久力がないので、ゴミ処理のためにゲートをバラバラにするなど、厚みのある箇所を切断するような使い方は避けてください。
最高の切れ味・ゲート処理を求めるなら「アルティメットニッパー」
ガンプラ用のニッパーで最高峰のゲート処理力があるのは間違いなく「アルティメットニッパー」です。
片刃かつ極薄刃なのでプラスチックの白化が起こりにくく、あらゆるニッパーの中でもっともキレイにパーツを切り出せます。
「刃折れ防止ストッパー」という力の入れすぎで刃が折れるのを防止する機構も搭載されており、初心者でも切るものを間違えばければ扱えるようになっています。
ゴッドハンド公式のYoutubeチャンネルから使い方について動画での解説があるため、基本的な使い方や使用上の注意を学べます。
これさえあればゲート処理の時間を大幅に短縮できるので、最初から良い工具を選んで使うのも賢い選択しです。
- 歯の先端でランナーを切らない、切り出す際に歯をねじらない
- プラ板・ランナーのタグ・ダボなど太さや長さのある部分を切らない
- 力を込めすぎない、力を込めるような作業はしない
アルティメットニッパーについてさらに詳細に解説した記事を用意しているので、そちらも要チェックです。
片刃でゲート処理が超快適「ブレードワンニッパー」
ブレードワンニッパーはアルティメットニッパーより片刃の厚みがあり、刃こぼれがしにくいモデルとなっています。
アルティメットニッパーの入門用とも言えるモデルなので、最高級なモデルを使って壊してしまわないか心配な方はブレードワンニッパーがおすすめです。
ただしアルティメットニッパーよりは切断面に白化した部分が残ってしまうため、あくまでも入門用・エントリーモデルとしての用途となります
ガンプラ初心者向けニッパーのおすすめまとめ
以上がガンプラ初心者向けのおすすめニッパー紹介でした。
ニッパー以外の工具は無くてもガンプラは組み上がりますが、ニッパーはどんな組み方をしても必要です。
ニッパーだけでゲート処理・バリ取りに不満を感じてきたら、デザインナイフややすりを購入しましょう。
ガンプラをまだ作ったことが無い方へ向けた記事も用意しているので、そちらも合わせてチェックしてみましょう。
当サイトではガンプラと合わせてお家で楽しめる 「ガンプラテクニック本・雑誌」 「ガンダム漫画」のおすすめ紹介記事も用意しているので、そちらも合わせて楽しみましょう。